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2018年12月10日

タテ型ドレンと横引きドレンの機能の違い ~タテ型編~

屋上・ベランダのドレン(排水口)にはタテ型とヨコ型がありますが、どのようにしてタテ・ヨコを選んでいるか知っていますか?

実は、タテ型とヨコ型には機能性や使い勝手に大きな違いがあります。

本ブログでは、その違い、特にタテ型ドレンについて説明いたします。

 

 

 

 

タテ型ドレンと横引きドレンの違い

ドレンのタテ型・ヨコ型の違いは、見た目では設置位置が床に付いているか、壁に付いているかの違いでしかないかもしれません。
しかし、機能で考えると大きく3つの違いがあります。
・許容最大屋根面積の違い
・使い勝手の違い
・排水設備の違い

 

 

 

許容最大屋根面積の違い

タテ型とヨコ型ではドレンの許容最大屋根面積、(1ヶ所のドレンに対し受け持つ事ができる屋上・ベランダの面積)が違います。許容最大屋根面積については後ほど説明いたします。

 

 

ベランダの使い勝手の違い

タテ型は床に、ヨコ型は壁にドレンは設置されていますが、その事によって、実は使い勝手が結構違ってきます。
何が違うかというとヨコ型の方が床に穴が無い分広く使えるという事です。
床のコーナー部分にドレンをタテ型に設置した場合、ストレーナーが多少なりとも出っ張るため、歩行する上で無意識のうちに避けてしまいます。

 

 

 

排水設備の違い

 

タテ型ドレンとヨコ型ドレンでは、その後の排水設備も違います。多くの場合、ヨコ型ドレンは壁を貫通させて終わりますが、タテ型ドレンの場合、排水管をどこに出すかで、床から軒天の約50cmの間で排水管を左右に曲げることがあり手間が必要な場合もあります。

跳ね出しのあるベランダの1例

 

跳ね出しのないベランダの1例

 

 

 

排水効率で選ぶなら断然タテ型ドレンです。

排水効率は、許容最大屋根面積で表しますがタテ型・ヨコ型・口径・配管勾配によって1ヶ所のドレンで受け持つ事ができる面積は変わります。

雨水立て管の管径 

(SHASE-S 206(給排水衛生設備基準より抜粋)

管径(A) 許容最大屋根面積(㎡)
50 67
65 135
75 197
100 425
125 770
150 1250
200 2700
注a)正方形または長方形の雨水立て管は、それに接続される流入管の断面積以上をとり、また、内面の短辺をもって相当管径とし、かつ“長編/短編”の倍率を表の数値に乗じ、その許容最大屋根面積とする。
注b)屋根面積は、すべて水平に投影した面積とする。
注c)許容最大屋根面積は雨量100mm/hを基礎として算出したものである。
したがって、これ以外の雨量に対しては、表の数値に“100/当該地域の最大雨量”を乗じて算出する。

 

 

雨水横管の管径

(SHASE-S 206(給排水衛生設備基準より抜粋)

管径(A) 許容最大屋根面積(㎡)
配管こう配
1/25 1/50 1/75 1/100 1/125 1/150 1/200
65 137 97 79
75 201 141 116 100
100 306 250 216 193 176
125 554 454 392 351 320 278
150 904 738 637 572 552 972
200 1590 1380 1230 1120 972
注a)都市の下水道条例が適用される地域においては、その条例の基準に適合させなければならない。
注b)屋根面積は、すべて水平に投影した面積とする。
注c)許容最大屋根面積は雨量100mm/hを基礎として算出したものである。
したがって、これ以外の雨量に対しては、表の数値に“100/当該地域の最大雨量”を乗じて算出する。なお、流速が0.6 m/s未満、又は1. 5 m/sを超えるものは好ましくないので除外してある。

 

 

上記の表を参考に65φのドレンを例にすると

タテ型ドレンで口径65φの時の許容最大屋根面積は135㎡ですが
ヨコ型ドレンで135㎡を受け持つためには
・口径65φのヨコ型ドレンを配管勾配1/25で設置する
・口径75φのヨコ型ドレンを1/50で設置する
のどちらかの条件が必要です

 

ちなみに、ヨコ型ドレンを1/25(25cmで1cm下がる)の勾配で設置することは木造住宅の構造上、根太や梁を加工が必要で非常に手間がかかるため、この配管勾配で設置することはほとんどありません。

要するに、ヨコ型ドレンの場合、難しい配管勾配で設置するか、一回り大きな口径のドレンにしなければ、タテ型ドレンと同等の性能は発揮できないという事です。

 

タテ型ドレンのデメリットは?

使い勝手のところで説明しましたが、タテ型ドレンは若干床面積が狭く感じられます。
また、ドレンの真下が屋外になっている事が望ましいです。
防水及び配管において複雑な加工や配管を継いで使う事は、漏水の可能性を高めてしまうため、いかに単純な作業で出来るかが鍵になります。
そのため、ドレンの下が屋内の場合は、床と軒天の間で複雑な配管工事が必要になるため、ヨコ型ドレンで継ぎ手の無い配管設備を選択することが多いです。

 

 

 

 

元防水施工店として

元防水施工店としては如何に雨漏りを起こさない事が最優先とされるため、排水性能を考慮し、タテ型ドレンの設置をお勧めしております。
しかしながら、設計の方においては、お客様の使い勝手というのも重要視しなければいけない問題です。お客様の住宅に合ったドレンの選定にあたっては排水性能だけでなく、使い勝手・排水設備を考慮されているという事をご理解ください

 

 

弊社のドレンについて詳しくはこちら

 

 

 

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